カンガルーはオーストラリアでは「ルーミート」と呼ばれ、私たちの食肉として食品スーパーで販売されています。
高タンパク、低脂肪、高鉄分の健康的な肉としての位置づけで、海外にも多く輸出されています。
カンガルーは、フードにあまり使われない新たな原材料(新奇タンパク質)として低アレルゲンな食材です。
さらに家畜肉と比べ、抗生物質や成長ホルモンの残留の可能性もないので、さらに安心です。
「ルート」ではカンガルーは100%肉のみ。骨、毛、腸などは一切入っていません。
カンガルー肉を加水分解※し、液状にしたものを粒の中に入れ、最後にコーティングとして吹き付けます
酸や酵素を使ってタンパク質をアミノ酸やペプチドに分解する工程です。
「ルート」で使用するカンガルー肉、パン酵母は100%加水分解です。また、より安全性の高い酵素による加水分解を行っています。
食物アレルギーはタンパク質に反応します。分解することでタンパク質の形ではなくなるのでアレルギーが出にくくなります。
消化しやすい状態に分解。特にパン酵母そのものは外殻が固いので、分解することで断然消化しやすくなります。
分解することでうま味がアップします。
豚の肉には、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなど、健康に必要不可欠な栄養素がバランスよく含まれています。
中でも、特にビタミンB1が豊富です。ビタミンB1 は、糖質をエネルギーに変換する働きをするため、不足するとエネルギー不足になり、代謝が悪くなって食欲が落ちたり疲れやすくなります。糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しています。
ルート・ポークには、タンパク質消化率が高く灰分の少ない良質な豚を使用しておりますので、さらに健康の維持を助けます。
放牧で育った仔羊なので化学物質汚染の危険性はありません。肉、すじ、レバー、肺、心臓を使用しています。内臓には肉に含まれないビタミン、ミネラルが豊富で嗜好性も向上します。
オーストラリアの良質な海で養殖したマグロが主となっています。魚は良質なタンパク源としてだけでなく、必須脂肪酸であるオメガ3(γリノレン酸、DHA等)を多く含んでいます。
オーストラリアではヤギは家畜として飼育されていますが、野生でも生息しており、この野生のヤギは食用として捕獲されます。
生きたまま捕獲されたヤギは処理場で解体されますが、その際内臓をチェックし食用として適切かを判断されます。
このような手順で解体された肉はオーストラリア国内だけでなく、ハラールミートとしてイスラム圏の国々にも輸出されています。
使用している部分は肉と骨です。毛は極力除去されます。
独特な香りをもつものの、低脂肪かつ高タンパク質で、脂肪燃焼効果のあるL-カルニチンが、ラム肉に比べて16%も多く含まれています。
どちらもオーストラリア産の穀物です。
ビィ・ナチュラルでは10年以上にわたり低アレルゲンの原材料として使用しています。
近年ドッグフードへの穀物使用に対し否定的な意見が多いですが、他の炭水化物源と比較してもその消化性は優れています。穀物に含まれるデンプンは加熱による糊化(α化)できちんと消化されます。
「ルート」では通常のものより細かく製粉することで粉の中心まできちんと加熱され、消化を良くしています。
たかきびはソルガムやコウリャンとも呼ばれる穀物で、グルテンフリーで抗酸化物質を多く含み、ビタミンB1、B2、ナイアシン、鉄分、亜鉛、食物繊維を多く含みます。
ライムギはグルテンを含まないという特性から、最近では人間用食品でも低アレルゲン食材として用いられており、ミネラル、食物繊維も多く含みます。
Grain(グレイン)・・・穀物
Gluten(グルテン) ・・・穀物の胚乳にあるタンパク質の1種
たかきびとライムギにはグルテンは入っていません。
ですので、「ルート」はグルテンフリーです。
最近穀物不使用(グレインフリー)のフードが人気です。
グレインフリーフードを販売するメーカーが穀物を使用しない理由は以下の2つです。
理由1:低アレルゲン
理由2:犬の祖先はオオカミであり、本来は肉食動物なので、穀物は不要
疑問点
その1:穀物にも低アレルゲンなたかきびやライムギも存在するが?
その2:穀物の代替えとなっている芋や豆も肉食動物にとっては不要では?
その3:犬は雑食では?イギリスの科学誌「Nature電子版(2013年1月24日)」にリンドブラッド・トー博士が「イヌがオオカミと異なりデンプンを糖に分解できる遺伝子を持っている」と発表しています。
タンパク源として使用しています。パン酵母もカンガルー肉と同様に加水分解※を行っています。
通常ドッグフードではビール酵母を使用することが多いのですが、ビール酵母がビール製造における副産物であるのに対し、パン酵母は新鮮でパン独特の甘く香ばしい香りがあり、犬の嗜好性を高めます。
また栄養面でも注目のBCAAをはじめとする必須アミノ酸を通常のタンパク源よりも多く含んでおり、ビタミンB群も豊富です。
パンと聞いて小麦が入っているのでは? と思われるかも知れませんが、パンを発酵させる役割をもっているだけで、心配はご無用です。
豆科の植物です。アルファルファという名はペルシア語で「最良の草」を意味します。
生食用としては、幼苗がアルファルファ・スプラウトとして、サラダ等で食されます。原産国の西南アジアでは葉も野菜として食べます。加工食品としては、葉を粉砕し圧縮したもの、あるいはそれを固めたものをサプリメント等に用います。
タンパク質含有量が高いことが大きな特徴で、食物繊維も豊富です。ビタミンやミネラルなどの栄養素もバランスよく含んでいます。
「ルート」に使用のアルファルファは、遺伝子組み換え作物でないものです。
クレイ(粘土)の一種で、ベントナイトとも呼ばれています。
クレイ使用の歴史と人類の歴史は重なると言われ、健康のためにクレイを食する習慣・文化は世界中で古くから存在し、「薬」(消化器系の働きの補助や皮膚症状の緩和)や「デトックス」(解毒作用)を目的として食されてきました。
モンモリロナイトには、体に必要なミネラル分が含まれているほか、体内の不要な老廃物や毒素を吸収・吸着して排出する作用もあり、体内が浄化され、体質改善にもつながります。
植物のチコリーの根から抽出される水溶性食物繊維です。イヌリン(フラクトオリゴ糖)として認識される食物繊維です。
オオバコの種の外殻で、水溶性食物繊維です。腸内を消化物が通過するとき、ゆっくりとさせることで消化を良くし、便の水分を吸収してくれます。昔から民間薬として使われてきました。人間用の整腸サプリやダイエット商品にも配合されています。
サボテンの一種であるユッカは整腸作用だけでなく、便臭を抑える働きもあります。
パン酵母の外殻から抽出したものです。
免疫力のサポートになると注目されている「βグルカン」を多く含んでいます。
オーストラリアの遺伝子組み換え不使用(NON-GMO)の「なたね」から搾油したもので、オメガ6脂肪酸のリノール酸を多く含みます。
オメガ3脂肪酸のαリノレン酸を多く含んでいます。
食物アレルギーを抑える効果があると発表され、新聞やメディアで大きく取り上げられた大注目の素材です。
「ルート」では良質な亜麻仁油を多く使用しており、その量はそれぞれの商品のオメガ3脂肪酸の保証分析値が証明しています。
皮膚や被毛だけでなく全身の細胞に欠かせないオメガ3脂肪酸のEPAとDHAを多く含みます。
サーモンアレルギーについては魚に含まれる筋形質水溶性タンパク質「パルアルブミン」が関係していると言われており、オイルそのものとは無関係です。
また、サーモンオイルは他の油と比べて酸化しやすいので、酸化したオイルの場合、体への悪影響が心配ですが、「ルート」は徹底した酸化防止をしているのでその心配もありません。
森のバターともいわれるアボカドの油は、健康的な皮膚のサポートが注目されています。
抗酸化物質のビタミンEを多く含み、オメガ6・3脂肪酸もバランスよく含んでいます。
さとうきびの糖です。即効性のあるエネルギー源で、嗜好性を高めます。
使用している量は微量ですので、身体や歯に影響を与える可能性はほとんどありません。
砂糖(蔗糖)をフードに使用することに対して良くないといったご意見がありますが、不要だという認識は正しくありません。
「ルート」では、素材の風味を引き立たせ、嗜好性を高めるためにも蔗糖を添加していますが、それ以外にも役割があります。
その最たるものが、ワンちゃんにとって必須のエネルギー源であること。
蔗糖は体内に入って消化され、ブドウ糖となって吸収されますが、このブドウ糖はワンちゃんの身体(特に脳)にとっては必須のエネルギー源です。
その他の炭水化物とは異なり、蔗糖はすばやくブドウ糖に変換されてエネルギー源となるので、ワンちゃんの疲労回復への効果が期待できます。(人間も疲れた時に甘い物を摂ると元気になるのと同じ働きです)
また、蔗糖には天然の保存料としての働きがあり、水分活性を下げ、カビや雑菌の繁殖を抑える効果もあります。
蔗糖をはじめとする糖分は、確かに大量に摂取すれば影響あるかもしれません。しかし、「ルート」で使用している蔗糖の量は重量に対して2%程度とごくわずかです。
(ちなみに肉じゃがを調理する際、肉やジャガイモなど素材の味を引き立てるために使われる量は3〜4%になります)
蔗糖は原材料として決して安価なものではありません。しかし、ワンちゃんの健康を支えるナチュラルなフードを作る上で重要な原材料だと考えています。
主原料の中にも多くのビタミン・ミネラル類が含まれていますが、バランスを満たすため、サプリメントとして補助しています。
ナトリウム(塩)は生命維持には絶対必要な栄養素です。
この必要量を原材料に含まれるナトリウム分だけで満たそうとすると、塩分濃度の高い素材を使わなければなりませんが、それでは過剰摂取の危険性の方がかえって高まってしまいます。
それならば、あえて塩分濃度の低い素材を使用し、足りない量を後から加えて最低限必要な量に調整する方が、塩分の過剰摂取を避け、ワンちゃんの健康に寄与すると考えています。